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2012年02月29日(Wednesday)

老人福祉法32条改正・・・市民後見人が必要な訳

凄いニュースが・・・。成年後見人制度の利用者の中で被後見人の財産を使い込むという被害が多発している。2010年6月から2011年9月までの16ヶ月間に、314件、金額にして36億9800万円に上る。
さらに、その中の306件は親族が後見人として財産管理をしていたというケース。
つまり、ほとんどの案件は親族が「親父のものは俺のもの・・・」とか・・・「どうせ、俺が相続するんだから・・」という程度の感覚で使い込んだものと推察される。
やはり、これからは第三者による、後見人制度が益々必要になってくる所以である。
2012年4月1日から、老人福祉法が改正され新たな法律「老人福祉法第32条の2が施行される。行政が市民後見人を育てるように講座等を行わなければならなくなる。
2012年02月24日(Friday)

組合のお話し・・・・補足

先に、ある地方都市の組合のことを記した。少し補足する。1日に10本草を取る・・・という仕事。駅の建物とは別に小屋のような建物があって、1日中、そこでお喋りしている人達がいる。線路の周りの草むしりなど、線路の環境を保つのがお仕事。何故、1日に10本か?・・・・全部取ってしまうと仕事が無くなってしまうからです。実に計画的に作業をしているのです。頭がいいのか悪いのか分からない・・・・。残った膨大な時間はお喋りタイムです。・・・お喋りで結構疲れるようです。・・・・お疲れ様。
旧国鉄には、国労と動労という二つの組合があった。国労は旧社会党系で、仕事はチンタラチンタラなさるのが上手です。動労は過激派で実力行使の組合。警察の機動隊ともやり合う過激さです。先に書いた、運転手はこの動労の特攻隊長でした。この運転手・・・実は、マーシャルアーツの道場の先生で、兎に角強い。で、動労の特攻隊長になった、機動隊とやりあう時には、真っ先に向かうのがこの人。
だから、組合を脱退したときは、「裏切り者」と、罵声を浴びせられた・・・・けれど、この人に襲い掛かるような勇気のある人もいなかった。・・・つまり、言うだけ。
血気盛んなこのマーシャルアーツの先生、私の講義を聞きに来るときは・・・・「変なことを言ったら、許さない・・・殴ってやる!」と言って、家を出たという。
そんな強い先生とは知らず・・・私は、何の遠慮もせず、国鉄の批判、社会主義の批判、旧ソ連の批判をやった・・・・思いっきり。
でも、ハッキリ言ったのが幸いして・・・・その先生・・・・イチイチ納得してしまった。依頼、私の軍門に下り、弟分のようにし、暇な日は、私の運転手をしたり、いつも後をついて来ていた。組合のマーシャルアーツの弟子にも組合を辞めさせてしまった。・・・・気持ちは純粋な人でした。・・・その後、新幹線の運転手になり大阪に転居したので・・・・多分、今も新幹線の運転手をしていると思う。
新幹線がトンネルに入るときは・・・「あんな小さな穴に入れるはずがない!」と感じるそうです。「いつも、トンネルに入る前にトンネルにぶつかるんじゃないうか・・・と、跳び上がるんです」と、久しぶりに再会した時に言ってました。
2012年02月22日(Wednesday)

企業の美学、労働者の美学

大阪市の労働組合の委員長が「民間企業では、なるべく解雇しないように努力する、それが民間企業の美学だ」と言ったという。
旧国鉄では、大きな赤字を抱えていた、職員の働きぶりは・・・というと。
ある、駅の職員、その職員の1日の仕事は『草を10本取ること』・・・これだけ。ある運転手、『1週間に2回、運転するだけ』・・・・これでは働いているとは言えない。
でもこの運転手、私に「給料が安い」と言っていた。・・・・で、聞いてみた。「給料はいくら?」運転手「13万」・・・これは、当時(20年以上前)の九州の地方都市でのこと。当然、東京都は物価も貨幣価値も全然違う。さらに聞いた「家賃はいくら?」運転手「国鉄の宿舎だから、3,000円」私「だったら、安くないでしょう・・・給料は」「は・・・そうですか」「日給にしたら、1日1万円以上だし、自給にしたら凄いよ・・・むしろ、高いよ」運転手「・・・そうですね」・・・・こんなんですから旧国鉄は巨額の赤字を垂れ流し。1日10数億の赤字だった。
後日、この国鉄運転手にはミッチリ2時間国鉄のことを講義した、そしてこの運転手は労働組合を脱退した。その労組の新聞に「裏切り○○」と書かれた。
民間企業の美学は「給料以上の利益を自分で儲ける」これが労働者の美学だ。大阪市の委員長も働いてからものを言うべし。
2012年02月20日(Monday)

葬儀の事前相談・・・

葬儀の事前相談があり、その方の自宅へ伺った。・・・・自宅へ伺うと・・・テーブルの上にいくつかの葬儀社のチラシやカタログが置いてある。
その方曰く「既に、2社に相談し説明をいただきました。・・・・でも、その2社とも、お互いの悪口ばかり言うんです。」と、不満気味。
で、その2社から貰った書類を見た・・・「・・・?」・・・先ずA社はチラシが1枚だけ。そこには、3種類のプランが書かれている・・・花祭壇のプラン、白木祭壇のプラン、家族葬のプランの3種類。いずれも100万円を超えた金額が提示されている・・。「東京都の調査では、葬儀料の平均が300万以上というから、安いとは思いますけれど・・・でも、その値段の中身が分からないんです」・・・確かに、プランの中身は何も書かれていない・・・。
次にB社・・・丁寧な冊子のようになっているカタログ。値段を見ると・・・安い!・・・262,500円から315,000・・・更にその上の金額・・・と値段が書かれている。そして、315,000円のプランの丸印が付いている・・・どうも、そのプランを勧められたらしい。そして、その方は「安いと思うけれど・・・逆に恐ろしくて・・オプションがついて・・最終的には最初の何倍もの金額になるって聞いたことがありますから」・・・と不審げに言う。・・・何気なくページを捲ってみた・・・すると、そこにはオプションの一覧表がある。・・・それを見ると、オプションには「棺・ドライアイス・霊安室・位牌・骨壺・遺影・・・等々・・・ないと困るものがズラリと並んでいる。それで、私は言った「奥さん、ここにオプションがありますよ・・・でも、これみんな必要なものばかりですね・・・。」「そうでしょ・・・結局もう1社と同じくらいになるのよね」「う~ん、見積もりをもらわないと分からないですね」「アッ・・・・そういえば、○○さんがそう言ってました。見積もりを貰わないといけません・・・て」「じゃあ、私、これから見積もりを作りましょうか?」「はい、お願いします!」・・・すぐに、見積もりのフォーマットを取り出し見積書に一つ一つ金額を書き込み、電卓で計算して総計も算出した。総計は658,400円となった。
相談者に見積書を渡し、一つ一つ説明をした。すると、その相談者「エッ・・・・チップも書いてある・・、他の葬儀社は一つ一つの金額も書いてないし・・・チップなんて・・・そういうものがあるってことさえ教えてくれなかった・・・。」
ハッキリとした値段を提示しない説明・・・これでは消費者は分からないはず・・・。まだまだ、こんなやり方が横行しているようです。
2012年02月18日(Saturday)

韓国で「パガジ」が増えている

凄いニュースが・・・・。韓国で最近外国人観光客にたいしての「パガジ」が多いという。パガジ・・・とは、所謂ボッタクリのこと。タクシーや屋台の店に多いのだという。
最近、屋台の店で被害にあった中国人が、怒って抗議したそうだ。すると、韓国人の店主は「日本人は何も文句言わないのに、何故、中国人は文句言うんだ!」と、逆襲してきた。驚いた中国人に対して、更に言ったそうだ「だから中国人はダメなんだ」
はて、日本人は褒められているのか?馬鹿にされているのか?・・・・いずれにしても、日本人はいい「カモ」であることは間違いないようだ。